こんにちは!リラクゼーションセラピストのMoonです♪
今回はアロマテラピーを行う際に注意が必要な光毒性について紹介します。
精油の光毒性については、アロマテラピー検定でも出題されるよ!
(この記事は「アロマテラピー検定公式テキスト 1級・2級」の内容を参照しています)
精油の光毒性(ひかりどくせい)とは?
精油の成分の中には日光などの紫外線に触れることで、皮膚に炎症や色素沈着を起こす可能性のあるものがあります。この反応を光毒性(ひかりどくせい)と言います。
柑橘系精油の多くは光毒性を持つ
グレープフルーツなどの柑橘系の精油の多くは光毒性を持っています。
フルーツの香りはハーブ系の香りよりも馴染みがあります。「アロマテラピーをこれから始めたい!」という人の多くが柑橘系精油を使いたいと思うでしょう。
光毒性を持つ柑橘系精油を夜やカーテンを閉めた室内で使用するのはOKです!
ですが、屋外や外から光が入る環境で使用するのは控えましょう!
光毒性を持つ主な柑橘系精油
「光毒性を持つ代表的な柑橘系精油」と「柑橘精油だけれども光毒性のない精油」をご紹介します。
グレープフルーツ
爽やかでほのかに苦みのある香りのグレープフルーツ。
私は普段から精油の入った製品をいくつか使っているのですが、グレープフルーツはティートリーやローズマリーとブレンドして使われていることが多いです。
グレープフルーツの香りは交感神経の働きを強めるため、集中したいときに香りを嗅ぐといいとされています。
爽やかな香りで暑い夏にぴったりの精油ですが、光毒性があるので注意が必要です!
ベルガモット
ベルガモットは紅茶のアールグレイの香り付けに使用されていることで有名です。世界最古の香水と呼ばれるケルンの水(オーデコロン)にもベルガモットは使われました。
深みがある品が良い香りでフローラルな香りと相性抜群!そのため、フレグランスや化粧品に配合されることが多い精油です。
ベルガモットも光毒性がありますので、使用する際は注意しましょう!
レモン
フレッシュで爽やかな香りのレモンは苦手な人が少なく、とても使いやすい精油です。私は夏にアロマスプレーを作るとき、かなりの確率でレモンを入れていました。
ローズマリーなどのハーブ系やサンダルウッドなどの樹木系の香りと相性がいいですね!
レモンは抑うつや緊張緩和に役立つと言われています。
レモンも光毒性があるので、使用する場所には注意しましょう!
柑橘系精油だが、光毒性のない精油
柑橘系精油の中にも光毒性を持たない精油があります!人気の高い精油ですよ!
スイートオレンジ
甘みとフレッシュさのバランスが絶妙な大人気精油スイートオレンジは光毒性がありません!
光毒性がないため、時間や用途を選ばず使用できる万能精油です。
ラベンダーと相性が良く、「夜」「安眠」「リラックス」など寝る前の使用に良いブレンドオイルにはラベンダーとオレンジが入っていることが多いです。
光毒性を持つ精油を屋外で使用したいなら、フロクマリンフリーの物を選ぼう!
光毒性を持つ代表的な精油をご紹介しましたが、他にも光毒性を持つ精油はあります。
「屋外でも柑橘系精油を楽しみたい!」と思うことあると思います。そんな方はフロクマリンフリー(FCF)やブルカプテンフリー(BCF)と書かれた柑橘系精油を購入するようにしてください。
光毒性を持つ代表的成分はフロクマリン類のブルガプテンと呼ばれるものです。
フロクマリンフリー(FCF)、ブルカプテンフリー(BCF)と書かれた精油は「光毒性を持つ成分を精油から取り除いているよ!」という意味なのです。
精油を選ぶ際は光毒性がないかチェックしよう!
柑橘系精油が持つことが多い光毒性についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
アロマテラピーを始めたばかりだと分からないことが多く、精油の使用上の注意まで目がいかないことが多いと思います。
精油選びの際は店員さんに相談しながら買うオイルを決めるのがオススメです。
アロマオイル専門店には知識豊富な店員さんがたくさんいます。
私が受講したアロマテラピーアドバイザー養成講座の先生もアロマやハーブを扱うお店の店員をされている方でした。
好みの香りだけでなく、解決したい悩みやどのように使用したいかを伝えると、店員さんが自分の希望に合う精油をピックアップしてくれると思います♪
店員さんに相談する際は、「この精油を使う上で注意すべきことはありますか?」と聞いてみましょう。
精油の光毒性に注意しながら、アロマテラピーを楽しもう!
(ちなみにペットには精油の香りは刺激が強すぎるから、香りを嗅がせるのはNGです。)
アロマテラピー検定の勉強方法についてまとめた記事もあるので、受検予定の人は併せてご覧ください♪