人間は寝違えっていうやつで首が痛くなるときがあるらしいね!
文鳥のボクは首をたくさん動かすけど、痛くなったことなんてないよ~
鳥は首こりとか肩こりにならないの~うらやましすぎる~!!!!
私は寝違えから首がめちゃめちゃ痛くなってベッドから起き上がれなくなったことがあるよ。
起き上がれない!?
人間って大変だね。寝違えて首が痛くなったときMoonはどうしたの?
首の痛みやめまいがひどくて仕事ができない状態までになったから、病院に行ってお医者さんの診察を受けたよ!
この記事では私の寝違えの症状や寝違えの対処法、予防法を紹介していくよ☆
【寝違えの症状】私が体験した3つの症状
寝違えを経験したことのある人は多いと思います。
私も寝違えの経験は何度もあり、「何日かすれば治るでしょ!」と思っていました。
しかし症状は日に日に悪化し、病院に駆け込むような結果になってしまったのです。
寝違えが悪化するとどんな症状が出てくるのか、私の体験をもとにお話していきます。
【寝違えの症状①】居眠りした後、首の左側に痛みと違和感が
最初に首の痛みを感じたのは電車で長時間居眠りをした直後でした。
ネックピローを使っていなかったので、首に負担のかかる姿勢で眠ってしまったのです。
起きた瞬間「あ、寝違えたな」と思いました。
その後数日は首の左側に痛みがあり、回しづらさを感じていました。
この時点では私はまだ「いつもみたいに何日かすれば自然と首の痛みはなくなるだろう」と考えていたのです。
【寝違えの症状②】寝起きに首に強い痛みが走る!自力で起きるのに5分以上かかり、首がほとんど回らない状態に
寝違えによる首の痛みを抱えながら仕事や外出を数日続けました。
そして寝違えてから3日程経った日の朝、起きた瞬間に左の首に激痛が走ったのです。
普段通り起き上がるために少し体勢を動かそうとすれば、強烈な痛みが首に走りとても身体を動かせない状態に。
「このまま起き上がれないってことある?!」
「ベッドから起き上がれなくて仕事行けないとか恥ずかしすぎる」
このとき私は頭の中でこんなことを考えていました。
そのときはゆっくりと身体を回転させてうつ伏せの姿勢に変え、腕の力を使ってなんとか起き上がることができました。
起き上がるのに10分くらいかかったと思います。
【寝違えの症状③】仕事中に吐き気やめまいを感じるようになり、立っているのが困難に
首の痛みでなかなか起き上がれなかった日。私は仕事があったので、車で職場に向かい普段通り仕事をしていました。
最初の数時間は首に痛みを感じながらもいつもと同じように仕事ができましたが、次第に吐き気やめまいがひどくなり、立っているのが困難な状態になってしまったのです。
とても1日仕事ができる状態ではないと感じ、上司に寝違えと体調不良のことを伝え、その日は早退をしました。
「明日も仕事だし、このまま安静にしているだけでは状態が劇的に回復するとは思えない」と感じた私は病院に駆け込んだのです。
【病院での診察】首の後弯が発覚!ストレートネックの人も首や肩が凝りやすい
首の激痛を感じながら、私は整形外科の病院に行き診察を受けました。
病院でやってもらったことはレントゲン撮影、首の状態の説明、セルフケアの紹介、薬と湿布の処方です。
病院に行った後は薬の服用と湿布の使用の効果もあり、その後は痛みは徐々に取れていき、病院受診から5日程で寝違えの痛みは完全に消えました。
レントゲン写真から私は首コリ・肩コリ、寝違えを起こしやすいタイプであることが分かったので、そのことについて詳しくお話していきます。
病院で首のレントゲンを撮り、首の骨が後ろに曲がっている後弯であることが発覚
お医者さんに「寝違えてから首の痛みがひどく、めまいや吐き気もするんです」と伝えると、「レントゲンを撮ってみましょ」と言われ、レントゲン撮影をしました。
ストレートネックかな~となんとなく思っていたのですが、私の首は後ろ側に曲がっている後弯(こうわん)で、ストレートネックよりもひどい状態だったのです。
首が後弯している状態とは、本来前側に少しカーブをしているべき首の骨が後ろ側にカーブをしている状態のことを言います。
首がストレートネックや後弯の人は首や肩がコリやすい
重たい頭を支えるためには首が前にカーブした前弯の状態がいいと言われています。
姿勢の悪さなどが原因で首の骨の並びが真っ直ぐになったり、逆に後ろ側にカーブした状態になると首の骨で頭を支えることが難しくなり、その代わりに首や肩の筋肉で身体のバランスを取ろうとします。
ストレートネックや後弯の人は首の状態が正常の人(首が前弯している人)に比べて首や肩が凝りやすいと言われています。
ストレートネックと後弯の詳細を知りたい方は下記サイトをご覧ください。
『あなたのその姿勢、大丈夫ですか?』|明石医療センター 診療部 整形外科
【首がストレートネックや後弯になってしまう原因】スマホやPC利用時の姿勢に注意!
スマホを利用するとき、ついつい下を向く姿勢が長時間続いてしまうという方は多いのではないでしょうか?
ストレートネックや後弯になる原因はスマホやPC利用時の長時間の下向き姿勢であることが多いと言われています。
私は診察を受けているときにスマホでメモを取りながらお医者さんの話を聞いていたのですが、そのときの姿勢を見たお医者さんが「今の姿勢が首にいけないんだよ!目線の高さまでスマホを上げて使うよう意識してね!」と言われました。
私は前職のとき、通勤中はずっとスマホ利用、仕事中はずっとPCを使ってデスクワークをしていました。
その日々の積み重ねが首を後弯させてしまったのではないかなと思っています。
スマホやPC利用が多い方は、使うときの姿勢に気をつけましょう!
【お医者さんからのアドバイス】寝違えて首が痛くなったときの5つの対処法
寝違えた時の痛みって本当に辛くて1日でも早くその痛みから解放されたいですよね?
寝違えてしまったときの対処法についてご紹介していきます。
診察時に寝違えの対処法についてお医者さんに聞いてきたので、そこでのアドバイス内容をもとに対処法をご紹介していきます!
ご自身の首の痛みの状態に合う対処法を選んで実践してみましょう!
【首の寝違え対処法①】痛めた直後は首を冷やす
寝て起きた瞬間に「やば!寝違えた~!」となった直後は患部を冷やすのがオススメです。
痛めたばかりの首は肉離れを起こしたような状態です。怪我した直後や運動で身体の一部を酷使した直後は氷水などを患部に当てて冷やしますよね?
首を寝違えて痛めた直後も同じように、冷やして炎症を抑えるようにしましょう。
【首の寝違え対処法②】痛みが少し和らいできたら首を温める
痛みが寝違え直後より落ち着いてきたら、首を温めるのが痛みの緩和に効果的です。
お風呂にゆっくりつかったり、ネックウォーマーで首を温めるようにしましょう。
温めることで血行が促進され、筋肉が柔らかくなるのを助けてくれます。
逆にこの段階で首を冷やしてしまうと筋肉が硬直してしまい、なかなか首コリが解消されにくくなってしまいますので注意してくださいね。
【首の寝違え対処法③】首コリや肩コリの原因となる筋肉をストレッチする
寝違えた直後は首を動かすために働く首や肩周りの筋肉が固まってしまっています。
血行が悪くなるため、脳に酸素が行きにくくなって頭痛やめまいが起きたり、肩や腕にもだるさが出てしまうこともあるのです。
ストレッチをすることで血行が促進され、コリや寝違えからくる症状の改善が期待できます。
首のストレッチを中心に肩や腕のストレッチも合わせて行うと効果が高まりますので、こまめにストレッチをするようにしましょう!
特に仕事や車の運転なので長時間同じ姿勢が続いた直後はストレッチを行うようにしてください。
【首の寝違え対処法④】湿布を張る
私は湿布を首の痛みが強いところに貼るようにしてから、痛みがひくスピードが速くなるのを実感しました。
痛みが気になる箇所に張ってケアするようにしましょう!私が病院で処方されたのは冷たくないテープタイプの湿布でした。
【首の寝違え対処法⑤】薬を飲む
私が病院から処方されたのは鎮痛成分を含む薬(ロキソニン)と副作用として胃が荒れる可能性があったため、胃への負担を軽減させる薬でした。
鎮痛効果のある薬(ロキソニン)はドラッグストアで購入できますよ!
【寝違えの原因】枕や寝る姿勢に問題が!痛めないように対処しよう
寝違えの原因となりうることを2つご紹介します。
寝違えは痛いし、長引くこともあるし、できれば体験したくないですよね?
寝るときに首に負担がかからないよう工夫することが寝違え防止にはとても重要です。
「首の痛みやコリが気になる」「よく寝違える」という方の中にはこれから紹介する2つの項目に当てはまるものがないか確認してみてください!
【寝違えの原因①】枕が合っていない
首の骨のカーブは人それぞれ異なります。
そのため、首への負担が少ない良い枕というのは人それぞれ異なるのです。
私は診察を受けたときに「もし良い枕があったら教えて下さい!」とお願いしましたが、「自分に合う枕は自分で探していくしかないですね。」と言われました。
「熟睡できない」「寝起きに首が痛くなっていることが多い」という方は枕が合っておらず、それが首の痛みや睡眠の質の低下の原因の可能性があります。
まくら専門店などでプロに相談し、自分の首にフィットする枕を探してみるのがいいでしょう。
【寝違えの原因②】首に負担がかかる姿勢で居眠りをしている
私が寝違えを起こすときは決まって電車や飛行機での移動中の居眠りでした。
ネックピローを利用するようになったら、首を痛めることもなくなりました!!!
旅行や出張で長時間電車や飛行機に乗る機会があるときはネックピローを持っていくようにしましょう!
私がやってしまった首の痛みがひどいときのNG行動
寝違えの対処法について紹介してきましたが、次に紹介するのは私が寝違えたときにやったことで痛みを悪化させてしまったNG行動です。
良かれと思ってやったことが逆効果だったのは悲しかったですし、「もう治るでしょ!」と首の痛みを甘く見てアクティブに行動した結果とても辛い思いをしてしまいました。
「現在寝違えの痛みに悩んでいてこれ以上悪化させたくない!」「やってはいけない行動を知りたい!」という方はぜひNG行動3つすべてに目を通してください!!!
【寝違えたときのNG行動①】痛みが落ち着いてきた時期に患部を冷やし続ける
首を寝違えてから数日経ち痛みが軽減してきたときに「冷やした方がいいだろう!」と思い込み、お風呂はシャワーだけで済ませ、患部を冷やしていました。
私が痛みMAXになったのは、寝違えてから3日程経った日の朝(患部を冷やす対応を数日繰り返した後)でした。
首や身体全体を温めるために湯船につかったりすれば良かったなと反省しています。
【寝違えたときのNG行動②】首に負担のかかる姿勢や行動を長時間続ける
私はリラクゼーションセラピスト(もみほぐしをする人)として働いています。
仕事の特性上、下を向く時間がとても長く、仕事中に痛みが強くなったり、めまいや吐き気がすることもありました。
仕事で下を向く機会が多い方、同じ姿勢が長く続く方は寝違え直後は特に意識して首を回したり、ストレッチするようにしましょう!
仕事でも首への負担が大きいにもかかわらず、私は休日に重い荷物を詰めたリュックを背負いながら、1日中公園を歩き回るという今考えれば恐ろしい行動をしてしまいました。
リュックを背負うと寝違えた後に硬くなりやすい、首から肩にかけて伸びる筋肉(僧帽筋や板状筋)を酷使することになります。
リュックを使用している方は紐をなるべく短くし、首・肩への負担を軽減できるよう工夫しましょう。
【寝違えたときのNG行動③】痛みが落ち着いてきた時期に首のストレッチをしない
私は「痛みがひどいときはあまり動かさず安静にしているのが一番だろう!」「ストレッチで首の痛みが悪化したら怖いからあまりやらないようにしよう」と思い、寝違えてから痛みがMAXになるまでストレッチを行いませんでした。
お医者さんは「ストレッチはこまめにやるようにしてください!」「痛みが多少あってもストレッチはやっちゃって大丈夫!」とおっしゃっていました。
首や肩をまわしたり、ストレッチして筋肉を伸ばしてあげることが痛みの改善につながります。
いま首が痛くて悩んでいる方はゆっくり時間をかけて首や肩、腕のストレッチをしてみてください。
【予防法】寝違えをまた起こさないためにできること
最後に今後寝違えを起こさないためにできる予防法を4つご紹介します。
身体の疲れや不調は起こる前に予防するのが一番です!
日常の中にセルフケアを取り入れたり、睡眠の質を上げられるよう使うものを工夫することで寝違えを繰り返す日々から解放されます。
「もう寝違えによる激痛は味わいたくない!」と思う方は予防法をチェックし、できそうなものから実践してみてください。
【寝違え予防法①】ストレッチをこまめにする
特に首がストレートネックや後弯の方、仕事で下を向く機会が多い方はストレッチを毎日するようにしましょう!
人によっても違うのかもしれませんが、私が寝違えたときに特に痛いな~凝り固まってるな~と感じたのは下記の4つの筋肉です。
- 頭板状筋(とうばんじょうきん)・・後頭部から背骨のラインに伸びている筋肉
- 後頭下筋群(こうとうかきんぐん)・・後頭部にある小さな筋肉の集合体
- 斜角筋(しゃかくきん)・・首の上部から下部に伸びる筋肉。首の横にあります。
- 大円筋(だいえんきん)・・肩甲骨の下から脇に向かって伸びている筋肉
これら4つの筋肉は寝違え後に痛みが出やすいだけでなく、首コリ・肩コリの原因になりやすい筋肉でもあります。
寝違えや首の疲れが取れないときにオススメのストレッチの情報は下の記事をご覧ください。
ストレッチは首だけでなく、肩や腕のストレッチも合わせてやると疲れが取れやすくなります。
1つのストレッチをたくさんやるのではなく、少ない回数でも複数のストレッチを行うのがオススメです!
【寝違え予防法②】首を温める
身体のコリは冷えやストレス、長時間同じ姿勢でいることで筋肉が縮こまり、血行不良になることで起こります。
筋肉を温めてあげることで緊張がとれ、筋肉は柔らかくなってくれます。
特に寒い冬や冷房で冷え切った部屋にいると首や肩は固まりやすくなります。
冬場外出するときはマフラーをしたり、1日の終わりや休憩時間にネックウォーマーで首を温めるようにしてください。
【寝違え予防法③】スマホやPC利用時の姿勢を気をつける
スマホを利用するときはスマホを目線の高さまで上げて使用するよう心がけてください。
PC利用時はPCスタンドを使ってPCの高さを上げるよう工夫しましょう。
首が下を向き、猫背の姿勢でスマホやPCを長時間利用することは首だけでなく、肩や腰にも大きな負担になります。
頑固な首コリ・肩コリやぎっくり腰予防のためにも、スマホ・PC利用時は正しい姿勢を意識するようにしましょう!
【寝違え予防法④】自分に合った枕や睡眠グッズを利用して睡眠時の首への負担を減らす
寝ているときは長時間同じ姿勢を取ることが多いため、身体への負担が大きい体勢で寝てしまうと身体を痛め、かえって疲れが溜まってしまうなんてことも・・。
「寝起きに首や肩が痛くなることが多い」と感じている方は枕を変える、ネックピローを使う等睡眠グッズを見直してみてください。
寝違えた直後は冷やす!痛みが治まってきたら温める!寝違えを繰り返さないように日頃からストレッチを行おう!
私の寝違えの体験談をもとに寝違えの原因や対処法、NG行動、予防法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
寝違えたときは痛めた直後は冷やし、その後は温めるのを意識してください。
湿布や薬の利用は即効性があります。
ストレッチは痛みの悪化を防ぎ、習慣化することで寝違えや首コリの予防にもつながります。
皆さんが首の痛みや疲れから1日でも早く解放されますように☆