小さい子供からお年寄りまで行う雑談。初対面の人や立場が違う人と何を話していいか分からず困った経験ってありますか？
この記事はこんな風に思っている人に役立つ内容になっているよ！
- 雑談がうまくできるようになる方法を知りたい
- 雑談で盛り上がる話題を知りたい
- 雑談がうまくできない理由を知りたい
結論から言うと、人見知りでも面白い話ができなくても雑談上手にはなれます！
この記事はリラクゼーションセラピストMoonの経験談と
雑談に関する下記2冊の人気書籍の内容をもとに雑談のコツを紹介していくよ♪
・雑談力が上がる話し方| 斉藤孝 |ダイヤモンド社
・人は話し方が9割｜永松茂久｜すばる舎
雑談力を上げることのメリットは？良好な人間関係を築くために重要！
雑談とは仕事を進める上では関係のない世間話です。
「仕事に関係ないんだから、雑談する意味なんてないんじゃない？」
「雑談なんかしてたら仕事がはかどらない」
こんな風に思っている人もいると思います。
私は今はお客様と雑談をたくさんするリラクゼーションセラピストとして働いていますが、
以前は事務職で人見知りを存分に発揮し、
職場の人と仕事以外の会話をほとんどしていませんでした。
周りからの評価や仕事での成績を比較すると
お客様や同僚と雑談時間を楽しんでいる今の方が断然良い成果が得られています。
そして何より仕事が毎日楽しいです♪
雑談できる人は貴重な存在！仕事での成長のチャンスを掴むきっかけになることも
「気軽に雑談ができる人＝話しかけやすい、頼りやすい、困っていたら助けたいと思う存在」となります。
雑談を通じて周囲の人と関係性を構築できると
困ったときに助けてくれる、こちらも助けを求めやすくなるのです。
無駄のように思える雑談時間は
「仕事の効率と質の向上」「チャンスを掴める」のきっかけになり得る重要な時間なのです。
【経験談】管理職の人は雑談上手な人が好き
私を指名してくださるお客様には50代以上のお客様が多くいらっしゃいます。
会社の役員や管理職のお客様、ご年配のお客様から指名されるスタッフの特徴は下記2つだと感じています。
・雑談上手
・お客様に合わせた接客ができる
私は先輩スタッフの働きぶりを観察&書籍と実践での勉強で雑談力を伸ばし、
その結果指名を増やすことができました。
雑談はくだらない話も深い話もする時間です。
年齢を重ねれば友人と会って話せる時間は減り、会社での役職が上がれば気軽に話せる人も減ると思います。
私が50代以上のお客様と施術中会話する話題はニュースやビジネスなどの堅い話は少なく、
好きな食べ物の話とか、おじさんあるあるみたいな他愛ない話がほとんどです。
楽しそうに話す姿、一笑い取りに来ようと話す姿にこちらも癒やされています。
お客様と何度もお話していて、
くだらない話ができる間柄になると真面目な話もできる関係性になると感じています。
もしあなたが職場の上司やパートナーのご両親など良い関係を築きたいと思っている方がいるなら、
その方と雑談をする時間を作ってみましょう。
あなたが雑談が苦手だと感じてしまう理由
現在は色んな人と雑談を楽しんでいる私ですが、
以前は雑談に対する苦手意識がとても強かったんです。
雑談が苦手だった頃と今とでは
雑談に対する気持ちの持ち方がかなり違います。
これから紹介する3つの思考を持っている人はその考え方を変えるだけで
雑談が楽しくできるようになる可能性ありです！
嫌われるのが怖くて話しかけられない
「こんな話をしたら、ヘンな人と思われるんじゃないか」
「スマホじっと見てるし、今話しかけたらイラッとさせちゃうかも」
「この前話したとき全然盛り上がらなかったから、私と話しても楽しくないんだろうな」
職場で雑談ができなかった頃の私はこんなことを考えて
会社の上司や先輩に自分から話しかけることができませんでした。
話しかけてそのとき言った一言で嫌われることよりも
業務以外はまったく話さず
「この人話しかけづらい」
「この人何考えてるかよく分からなくて一緒に仕事しにくい」
こんな風に思われる方がリスクじゃないでしょうか？
普段から話していると、仕事でトラブルがあったり、懸念事項が出てきたときに相談がしやすくなります。
あれこれ考えすぎずに、気軽に話しかけてみましょう。
面白いことを言わなきゃと思っている
雑談では「面白いエピソードトークをしなくちゃ！」と思っていませんか？
たくさん雑談を経験すると盛り上がる話のストックは増えていきますが、
面白い話をこちらからすることは楽しく雑談する必須条件ではありません！
雑談は会話のラリーが続けばOKです。
「何を話していいか分からない」「たくさん話すのは苦手」と思っている人は
雑談中に相手に質問することを心がけてみてください。
世代の違う人と何を話して良いのか分からない
趣味、家族構成、考え方が人によって違うのは当たり前です。
社会人になると、それに加えて世代の異なる人と話す機会が格段に増えます。
自分と年が離れているということは
自分の両親や兄弟と同年代の可能性があるということだよ！
例えば
「うちの母は○○さんと同世代で松田聖子が好きなんですよ！」と話しかけて
「え～そうなの！俺は若い頃松田聖子のファンクラブに入ってたんだよ！」とか
「そうなんだ！聖子ちゃんカットの人多かったのよね！私は○○が好きで良く聞いてたよ♪」と話が盛り上がることだってあります。
「自分と共通点がないから話が盛り上がらない」なんてことはないよ！
自分の周囲の人を話題に出してみよう☆
雑談が盛り上がる5つのコツ
雑談が盛り上がるコツを5つ紹介します。
私は接客や施術中の雑談でこの5つのコツを意識して話すことで
指名数を伸ばすことができました！
【名前で呼ぶ】心を開くきっかけになる
自己紹介や名刺をもらい相手の名前が分かったら、すぐに名前で呼ぶようにしましょう。
会話の中で繰り返し相手の名前を呼んで会話することで、頭の中に名前がその人に関する情報とセットでインプットされていきます。
そして何より相手の方に好感を持っていただきやすくなります。
私たちは普段の会話の中で相手の名前を呼ぶことは意外と少ないです。
そのため、名前で呼んでくれた相手に対して好印象を抱きやすいのです。
今までたくさんの雑談をしてきましたが、
初めて会った日に名前を呼んでくれた人って結構覚えています。
ばったり会ったときにも「お久しぶりです！」と言うだけでなく、
「○○さん！お久しぶりです！」と名前を付けるだけで、あなたの好感度はさらに上がるはずです！
【オウム返し】相手が言ったことを繰り返す
大人気のビジネス書 「人は話し方が9割」では、
話し方のテクニックとして拡張話法が紹介されています。
拡張話法には5つのポイントがあるのですが、
私が雑談をリズム良く進めるために最も重要だと感じているのが反復です。
反復とは「相手の言ったことを繰り返すこと」。
１つ例を紹介します。
Ａさん：「この前の休みに軽井沢へ旅行に行ってきたんだよ」
Ｂくん：「軽井沢へ旅行に行かれたんですね～」
反復表現を会話に加えることで会話のテンポがすごく良くなります。
リラクゼーションセラピストは施術中の会話で反復表現を多用する人が多いんですよ♪
【相づち】相づちバリエーションが豊富だと会話にリズムが生まれる
相づちは使えるものが多ければ多いほどいいです！
先程の会話例に相づちを加えてみましょう。
Ａさん：「この前の休みに軽井沢へ旅行に行ってきたんだよ。」
Ｂくん：「わー！軽井沢へ旅行に行かれたんですね～。」
【質問されたら質問で返す】一問二答以上を心がける
雑談をするときに質問から始まることは多いと思います。
その質問に対して一言だけで返してしまうと会話は盛り上がりません。
質問をされたら、その質問に答えましょう。そしてその後今度はこちらから質問をすると会話が繋がっていきます。
先程の軽井沢旅行の会話例を一問二答以上で進めるとこんな感じになります。
Ａさん：「この前の休みはどっか出かけた？」
Ｂくん：①「この前の休みは家でずっとゲームしてました。」
②「ぼく一度やり始めると何時間もゲームしちゃうんですよね 。」
③「Ａさんはどこかへお出かけされたんですか？」
Ａさん：「この前の休みはね～軽井沢へ旅行に行ってきたんだよ。」
Ｂくん：①「わー！軽井沢へ旅行に行かれたんですね～。」
②「リフレッシュするのに最高の場所じゃないですか！」
③「軽井沢ではどのように過ごされたんですか？」
Ａさん：「ゴルフをして、あとは宿泊したホテルで食事や温泉を満喫したよ。」
一問二答以上で話したことで「軽井沢」「ゴルフ」「ホテル」「食事」「温泉」など
たくさんの会話のネタが出てきましたね。
相手が質問をしてくれたら、その質問に対してまず回答しよう。
その後こちらから質問をすると雑談が盛り上がりやすいよ♪
【すぐに自分の考えを言わない】相手の考えを聞き出すのがまず先
スポーツやニュースなどは雑談の話題の定番☆
ですが、スポーツ・ニュースで雑談をするときは会話の進め方に注意が必要です。
例えば野球。野球部だった人や野球観戦が趣味の人にはほぼ間違いなく応援しているチームがあります。
あなたの好きなチームが会話相手のライバルチームという場合も考えられます。
ですので、スポーツの話をする際はまず相手がどのチーム・どの選手のファンなのかを
会話で聞き出しましょう。
Ｂくん：「Ａさんってテレビとかで野球見ますか？」
Ａさん：「あ～見るよ！日曜日の巨人・阪神戦は観ていて面白かったな！」
Ｂさん：「その試合、ボクも観てました！」
「あれは劇的な展開でしたもんね！」
「Ａさんはどこか応援しているチームがあるんですか？」
Ａさん：「おれは子供の頃から阪神ファンなんだよ！」
巨人と阪神は古くからライバルチームなんです。
もしあなたが巨人ファンだった場合、相手が阪神ファンであることを知らずに
「阪神は随分弱くなりましたね～」とか言ってしまったら
その場の雰囲気は最悪になってしまうかも。
他にもコロナウイルスのワクチン接種など
人によって考え方が違うことはたくさんあるよ。
楽しく雑談するためにも、
まず相手がどんな考えや好みを持っているのかを聞き出そう！
雑談におすすめの話題
次に雑談におすすめの話題を紹介します。
会話の序盤や初めて会った人との雑談におすすめな話題を5つ厳選しました！
天気
私の中で天気の話は雑談のスタートの定番です。
「最近毎日暑いですね」
「昨日夜にゲリラ豪雨がありましたけど、○○さんはそのときご自宅にいましたか？」など
天気を話題に話しかけてみましょう。
「ほんと暑いよね。私は汗っかきだから参っちゃう。」
「それが雨が強かったときは駅から自宅に歩いているとこだったんだよ。ビチョビチョになって風邪引きそうになっちゃった。」
こういった感じで話が結構盛り上がります。
最近のニュース
ニュースも定番の話題ですね。
ニュースは自分にある程度知識がないと途中から話についていけなくなってしまうことが
あります。
ですので、ニュースについて話すときは自分が知識があるトピックを選ぶようにしましょう。
食べ物
食べ物は、好きな食べ物でも嫌いな食べ物でも両方話が盛り上がるのでおすすめです。
Ｂ：「Ａさんは嫌いな食べ物ってありますか？」
Ａ：「おれはね～トマト苦手なんだよ」
Ｂ：「トマト苦手なんですね。それじゃイタリアンとかあんまり好きじゃないですか？」
Ａ：「あ～それがピザとかパスタみたいに調理されてるのは大丈夫なんだ！生のトマトがダメなんだよね」
Ｂ：「調理されてるトマトは大丈夫なんですね！この前会社の近くに美味しいパスタ屋さん見つけたんですよ！」
Ａ：「そうなんだ！なんてお店？今度そこにランチ行こうよ！」
職場が一緒の人とは歓送迎会などで一緒に食事をする機会も多いと思います。
雑談を通して食べ物の好き嫌いを知っておくと、お店選びにも役立ちますよ！
休日の過ごし方
休日の過ごし方は月曜日などその週のスタートのときに話しやすい話題ですね！
休日をどんな風に過ごしているのかを聞くと趣味やマイブームを知ることができます。
例えば休日はゴルフに行くことが多いと分かれば、
定期的に「最近はゴルフ行かれましたか？」という質問で雑談をスタートすることができるようになります。
出身地
出身地は自分と同じなら地元あるあるで盛り上がることができ、
異なる場合はおすすめの観光スポットや郷土料理などを教えてもらうことができます。
周囲の人の出身地を知っておくと、仕事やプライベートでその地域に行く予定がある際に雑談の中で観光やお土産に関する情報を入手することができますよ！
人見知りでも雑談上手になれる！雑談力を鍛えて豊かな人間関係を築こう！
雑談のコツやおすすめの話題について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？
雑談って子供の頃からやっているけど、
雑談で嫌な経験をするとそこから苦手意識が芽生えてしまい
話しかけることを躊躇してしまうこともあると思います。
でも雑談に恐怖心を抱く必要はありません。
積極的に話しかけてみると「私雑談楽しくできるじゃん！」と思えるはずです。
今回紹介した会話の仕方やおすすめの話題をぜひ明日からの雑談に活かしてみてくださいね♪
