「マインドフルネス」や「マインドフルな状態」は心の安定にいいってよく聞くけど、暗くて静かな部屋で瞑想っていうのをすることを言うのかな?
瞑想はあくまでマインドフルネスの実践方法の1つ。
普段の生活の中でできるマインドフルネスは他にもたくさんあるよ!
今回はマインドフルネスの重要な考え方と気軽にできるおすすめマインドフルライフ習慣を6つ紹介します。
- 「マインドフルネス」「マインドフル」という言葉の意味を知りたい
- マインドフルな考え方を知りたい
- 瞑想以外のマインドフルネスの実践方法を知りたい
もしこんな風に思っているなら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてね♪
マインドフルネスとは?「今、ここ」に集中すること
「マインドフルネス=瞑想」だと思っていませんか?瞑想はあくまでマインドフルネスの実践方法の1つです。
マインドフル(Mindful)を直訳すると「注意深い」という意味になります。
つまり、マインドフルネス(Mindfulness)な状態というのは、「穏やかでいながら注意深く集中している心の状態」のこと。
心を整えるマインドフルネスCDブック|著者 人見レミ|あさ出版
瞑想はマインドフルな状態を作り、マインドフルになる感覚を味わうための手段の1つです。
「穏やかでいながら注意深く集中している心の状態」で何かを考えたり行動をすれば、それはすべてマインドフルネスを実践していると言えるのです。
マインドフルな考え方とは?ポイントは「今に目を向け、受け入れること」
マインドフルな考え方について紹介します。
マインドフルな考え方を実践できるようになると「悲しみ」や「怒り」などの強い感情に振り回されにくくなり、心の安定につながります。
マインドフルな考え方は2つのステップで行います。
【マインドフルな考え方 ステップ1】今自分の内外で起こっていることを観察する
例えば職場で上司に仕事のミスを指摘されたとします。
この出来事を自分の外の状況と自分の心の中の状況とで分けて観察します。
自分の外の状況:上司が自分の仕事のミスを指摘するためにデスクまで来た。上司は「今度やるときはミスしないよう気をつけてね。」と言って去って行った。
自分の心の中の状況:自分のミスを上司に指摘されて恥ずかしかったし、ミスをしてしまった自分に苛立った。ミスしたことで上司にあきれられたかもと思った。
大切なのは今起きた出来事を2つの視点(自分の外、自分の心)から観察することです。
今起こったことを注意深く観察することで失敗や不幸から生まれるネガティブな感情と距離を取ることができます。そして結果的に心のダメージを小さくすることができるのです。
【マインドフルな考え方 ステップ2】ジャッジはせず今の状態を受け入れる
ステップ1で今自分の内外で起こっていることを観察しました。「観察して分かったことについてジャッジや批判はしない」というのがマインドフルな考え方のステップ2です。
先程の仕事のミスの例であれば、下記のように観察から得られた情報をもとに妄想や負の感情を増大させるのはやめましょう。
「仕事のミスを指摘されて恥ずかしかった」⇒「その様子を見ていた周りの人も私に失望しているんだろうな」
「ミスをした自分に苛立った」⇒「自分はミスばかりする役立たずの仕事のできない人間だ」
観察して分かったことはジャッジしたり、深掘りしたりせずに受け入れることが大切です。
【瞑想に抵抗がある人におすすめ】気軽にできるおすすめマインドフルライフ
次に「マインドフルネス」や「マインドフルな考え方」の実践方法を6つ紹介します。
今日からすぐに実践できるものばかりですので、興味が持てるものから生活に取り入れてみてください。
思考や感情に対するマインドフルネス
先程紹介したマインドフルな考え方を実践する方法です。
自分の内外で起こっていることを観察し、ありのままを受け入れるのがポイントでしたね。
思考や感情に対するマインドフルネスのやり方の詳細は下記記事で詳しく紹介しています。
「自分でできるスキーマ療法ワークブック Book1」では思考や感情のマインドフルネスの実践方法が多数紹介されているよ!
気になる人はこの本も合せて読んでみてね♪
食事(マインドフルイーティング)
マインドフルネスは食事でも実践できます。普段スマホやテレビを見ながら食事をしていませんか?
食事だけに集中することで満腹感と満足感を感じやるくなります。
料理の見た目、香り、食感、味を注意深く観察して味わって食べてみましょう。
マインドフルイーティングは満腹感を得やすいため、ダイエットにもおすすめです♪
運動
運動の中でも特におすすめなのが、ヨガです。
ヨガのレッスンではインストラクターの先生がヨガのポーズの誘導だけでなく、ヨガをやっている最中の心のあり方を伝えてくれます。
様々なポーズを取ることで身体のコリ・ハリの解消や自律神経のバランスが整うといった効果も期待できるので心と体の健康維持にヨガはおすすめです。
ヨガスタジオだけでなく、最近はオンラインヨガレッスンも充実しているよ。
SOELUでは初月100円でレッスンが受けられるキャンペーンを実施中♪ヨガをやってみたい人は試しにレッスンを受けてみよう!
ボルダリングなど短時間に目の前のことに集中して行うスポーツもマインドフルな運動としておすすめです!
お風呂
お風呂の時間はマインドフルネスを実践しやすい時間です。
シャンプーをするときは隅々まで洗えているか、泡の洗い残しがないかなど状態をよく観察してみましょう。
湯船に浸かっているときも身体がポカポカしてくる感覚や入浴剤の香りを感じながら入ってみてください。1日の疲れが吹き飛ぶ最高のリフレッシュバスタイムになるはずです!
歯みがき
歯磨きはマインドフルに行うことでみがき残しが減り、虫歯や歯周病予防にもつながります。
目をつぶって歯ブラシのあたり方やみがき残しがないかを感じながら歯みがきしてみましょう!
歯がきれいになってくると歯みがき中に「キュッ!キュッ!」と音が聞こえるようになって、満足感と達成感が味わえますよ♪
掃除
掃除する場所の汚れの状態をよく確認して、マインドフルに掃除をしてみましょう。
マインドフルに掃除をすることで、ホコリが溜まりやすい場所や掃除し忘れている場所に気づけるはずです。
部屋がピカピカになるので生活していて気持ちいいし、突然人が来たときも安心して部屋に案内できるようになりますよ。
マインドフルな時間を増やし自分でメンタルケアができるようになろう!
マインドフルネスの概要や大切な考え方、瞑想以外のマインドフルネス実践方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
マインドフルな時間が増えるということは心穏やかな時間が増えることです。
私自身、最もポピュラーなマインドフルネス実践方法である瞑想は行っていません。ですが、今回紹介したマインドフルな考え方や生活習慣を持つことでマインドフルネスを実践できています。
「最近モヤモヤしているな」「考え事ばかりしているな」と感じている人は今回紹介した6つのマインドフルライフを興味が持てるものから始めてみましょう!