こんにちは!セラピストのMoonです!
今回は気分の数値化についてお話ししていきます。
こんな悩みを持っている人はこの記事を最後まで読んでみてね!
・気分が晴れない日が続いている
・精神疾患の治療中だが、回復しているのか実感が湧かない
・周囲に元気のない人がいるけど、どのように接したらいいか分からない
【気分の数値化】やり方は簡単!自分の今の気分が10段階でどれかを考える
「気分が上がらない」「悲しい」「辛い」
このような感情を抱いた経験は誰しもがあると思いますが、その程度は人それぞれです。
また同じ人でもその感情の強さのレベルはその時々で違うでしょう。
自分の心の状態をより正確に把握するには、数値化することがオススメです!
やり方はシンプル!
1日の終わりに今日1日の気分が1~10のどのレベルだったか、確認して手帳などに書き出すだけです。
1を一番気分が落ち込んでいる状態、10が一番気分が高揚している状態とします。
私は気分の数値化を精神科の看護師さんから教わりました。
お医者さんや看護師さんは、数値で患者さんの痛みや辛さがどの程度なのか把握する習慣があるようです。
以前に首を痛めて病院に行ったとき、整形外科の先生に「今の痛みのレベルは10段階だとどれくらい?」と聞かれたことがあります。
感情というものは話を聞いただけだと、その大きさがどの程度なのか他人が理解するのは難しいですよね。
辛い気持ちを抱えているときにその状態を他人に説明するのには、気分の数値化はとても有効な手段です。
恋愛でも、「私のことどれくらい好き?」って質問する人がいるみたいですね。
それに「10段階で7かな」って答えたら、その先の展開が恐ろしいのでそのような回答は絶対にしないでください(笑)
気分の数値化で心が安定しやすい3つのタイプ
気分の数値化をやることで心の安定につながりやすい3つのタイプをご紹介します!
「これ当てはまる!」と思うものがあったら、試しに気分の数値化を1週間続けてみてください。
気分が沈んでいる状況が続いてる人
「気分が上がらず、シンドイ状態が続いている」という人は、ぜひ気分の数値化をやってみてください!
まず1週間継続して気分の数値化を行い、自分の心の状態の変化を数字で確認してみましょう。
気分の数値が1や2の状態が続いているのなら、休息を取ること、誰かに相談することを検討してみてください。
1週間の中で気分の数値が上がった日があったら、その日にどんなことがあったか(またはなかったか)を確認してみましょう。
気分を上げてくれる、逆に気分を下げてしまう事柄が具体的に分かれば、対処がしやすくなるはずです。
不安や自己嫌悪を感じやすい人
「不安を感じやすい」「自分を責めてしまいがち」な人は気分の数値化で心の状態を定期的に確認するようにしましょう。
頭の中だけでその感情が回っている状態だと不安や自己嫌悪といった感情は増大しやすくなります。
数字にして、自分の心の状態を客観視する機会を作ることが、落ち着きを取り戻すきっかけになってくれるでしょう。
気分の浮き沈みの激しさに悩んでいる人
今まで気分が落ち込んでいるときや落ち込みやすい人に気分の数値化はオススメとお伝えしてきましたが、感情の起伏が激しい人にも気分の数値化は効果があります。
双極性障害の人などは、気分が上がりすぎる状態が続いているときに周囲との間にトラブルが発生し、苦しんでしまうケースがあります。
気分が下がっている状態が続くことも、逆に気分が最高潮に上がっている状態が続くことも心には負担がかかり、症状が出ることがあります。
気分のアップダウンの激しさに悩んでいる人は、ぜひ気分の数値化を継続して行ってみてください。
気分の数値化は自分の心の状態を説明するのに役立つ
自分の辛い状態を医師やカウンセラー、家族や友人に相談する機会はありますか?
「これからカウンセリングを受ける」「通院治療をしている」「親友や恋人に悩みを相談したいと思っている」
そんな人は、自分の心の状態を数値で伝えてみましょう。
継続して診察を受けたり、誰かに相談する際、
「前回の気分は10段階で2だったけど、最近は4や5の日もたまにある」
このような説明をしてもらえると話を聞く側は助かると思います。
「気分が落ちている状況は続いてるけど、徐々に良くなってきているな」と聞き手はあなたの心の状態を理解しやすくなるでしょう。
気分の数値化は相手の心の状態の把握にも役立つ
「家族や友達が鬱で体調を崩していて心配」「どのように話を聞いてあげればいいか分からない」
このように感じている人は「今の気分は10段階だとどれくらいかな?」と質問してみましょう。
辛さのレベルを数値で伝えてもらうことで、相手の心の状態を理解しやすくなります。
心が弱り、起き上がるのも辛い状態のとき、長時間他人とコミュニケーションを取ることは大変です。
また様々な感情や思考が頭を駆け巡ってるとき、分かりやすく丁寧に自分の心の状態を伝えることは難しいでしょう。
ということは、心が疲れている人の話を聞き、相手の状態を正確に理解することも難しい作業と言えます。
気分の数値化は相談をする側だけでなく、相談を聞く側、支える側にも有効な手段です。
気分を数値化して、心の状態を客観視するクセをつけよう!
気分の数値化についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
気分ってコロコロ変わりますよね。
ですが、不安・心配・後悔っという感情が頭にこびりついて取れなくなると気分が落ちた状態が続いてしまうことがあります。
心と身体が辛い状態にある人、そしてそんな人を助けたいと思っている人は一度気分の数値化を取り入れてみてください。
気分の数値化の習慣化によって、あなたの辛さや悩みが小さくなりますように。
このサイトでは、他にも様々なストレスへの対処法を紹介しています。
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